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「推し」は尊いけれど、「パートナー」は愛おしい。二次元の恋と、三次元の愛の決定的な違いについて

私たちは、「完璧な愛」を知っています。

​ステージの上でキラキラと輝くアイドル。

スクリーンの中で命を燃やすキャラクター。

彼らはいつだって美しく、私たちの期待を裏切らず、最高の夢を見せてくれます。

​「推し」の存在は尊く、人生の光です。

それがあまりに強烈だから、現実の婚活市場に放り出された時、つい比べてしまうのですよね。

​「推しに比べて、目の前のこの人は……」と。

​でも、婚活のプロとして、はっきりとお伝えしなければなりません。

あなたが「推し」に向けている感情と、これから探そうとしている「結婚相手」に向けるべき感情は、似て非なるものです。

​今回は、少し深い「愛」の話をしましょう。

​推しは「鑑賞」するもの、パートナーは「生活」するもの

​二次元でも三次元でも、「推し」は私たちに最高の瞬間だけを切り取って見せてくれます。

彼らはトイレに行かないし(そういう設定)、鼻毛も出ないし、機嫌が悪いからといって理不尽にあなたに当たることもありません。

​それは、きわめて一方的で、美しい関係です。

​しかし、結婚相手となるパートナーは違います。

彼らは生身の人間です。

​疲れて帰ってきて、ソファでそのまま寝てしまうこともあるでしょう。

よれよれのジャージ姿で、カップラーメンをすすっている姿を見る日もあるでしょう。

時には、些細なことで喧嘩をして、可愛くない一面を見せ合うこともあります。

​これが「生活」です。

推しには絶対に求められない、生々しい現実です。

​多くのオタク婚活者が、ここで躓きます。

「こんなの、私の理想の王子様(お姫様)じゃない」と、幻滅してしまうのです。

​「完璧じゃない」から、愛おしい

​でも、結婚の幸せは、その「幻滅」の先にあると私は思っています。

​推しの完璧な決め顔を見た時の、心臓が跳ねるような「ときめき」。

これは、結婚生活には必要ありません。

​それよりも、隣で無防備な顔で寝ているパートナーの、情けない寝癖を見た時に、

ふっと心が緩んで、

「まったく、しょうがないなぁ」

と、小さく笑ってしまうような感覚。

​この、じんわりと胸の奥が温かくなる感情こそが、三次元の「愛おしさ」です。

​完璧じゃないあなたと、完璧じゃない相手が、お互いのダメなところを「まあいいか」と許し合って、凸と凹を埋めるようにして生きていく。

それが「家族になる」ということです。

​「別腹」の幸せを、手に入れませんか?

​誤解しないでくださいね。

結婚するために、推し活をやめる必要は一切ありません。

​「推しへの恋」と「パートナーへの愛」は、胃袋が別です。

両方持っていていいのです。

​心の中には、いつだって完璧な推しを住まわせておけばいい。

その上で、現実世界では、隣で一緒にご飯を食べて、あなたのオタク話を生返事で聞き流してくれる(でも否定はしない)、そんな「愛おしい他人」を探してみませんか?

​現実の愛は、推し活ほど刺激的ではありませんが、あなたが思っているより、ずっと温かくて、壊れにくいものですよ。

​まだ「愛おしい」の感覚がわからなくても大丈夫。

私たちと一緒に、ゆっくりとそれを感じられる相手を探していきましょう。

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